風のない 夜の深さを かき混ぜて 手のひらに舞う 銀の星屑
題『自由詠』 にて
消えそうな灯りのそばで寒ざむと震える胸は誰を想うや
題『寒』 にて
あこがれと リアルな恋の あれこれに 今さら気づき 頬張るいちご
題『いちご』 にて
半分に切られいちごが泣いているショートケーキのクリームの上
題『いちご』 にて
罪深き雨に泣き耐ふ紫陽花の零れる色に我を重ねて
題『泣』 にて
泣きたくて泣けぬ心は海の青 夕陽の赤で凪から風に
題『泣』 にて
花の名も愛した人の名も顔も 思い出せずにあおるバーボン
題『花』 にて
一日で何かが変わるわけもなく着慣れぬ服と成人の日に
題『成』 にて
あの夜の星をレンズで追いかけて想いは巡る冬の珈琲
題『自由詠』 にて
終電の座席に残る冷たさは別れの夜の君の吐息か
題『座』 にて
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