澄水    た
            澄水    
            澄水    マドレーヌお茶に浸して口にせば「失われた時を求めて」か(マルセルプルースト)
            恋尾    紅をひき恋をたくらむしたたかな目を潤ませて心を抉る
            パパ猫    潮風に吹かれて海をただ見てるほんとは何を見てるのだろう
            パパ猫    夜明けまでこの海にいたシラスたち目玉もちゃんと二つあり
            恋子    よかとよと抱かれた恋のうわごとかいけんいけんと不知火の飛ぶ
            恋子    おもわずに触れた乳房の柔らかく恋の罪悪肘先の余韻
            澄水    ニーチェ読む「ツァラトウストウラはこう言った」カップヌードル一食だけで
            澄水    生きるよし死ぬもまたよしひたむきに生死覚悟で生死を超えて(しょうじ)
            Tokari    