一ッ葉小縁

梅雨明の曇りのち晴れ窓の猫いま瞳孔がきゅっと締まった

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パパ猫

日曜に微かに鳴いたあの蝉は元気でいるか声を聞きたし

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恋子

初蝉の鳴き声聴いたとラジオより本気の夏のここそこあそこ

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恋子

あの夏は恋に躓きこの夏は受験に躓く恋のいたずら

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破 調

逃げてきた 思えばいつも 避けてきた ぶつかる事も かかわる事も

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鈴木ベルキ

花を摘むように乾いた箸を摘む今日もこれから暑くなるって

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うしめ

ただならぬ雷の音聞きながら本麒麟のプルタブを起こす

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Hama

わずらいや 病をすべて 背に負って 「あなた」は私を 癒やしてくれた

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うしめ

薄墨の靄立ち込めて何もかも息ひそめたり里山の朝

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平見翠玉

ヘアドネーションした私1時間後ショートボブになっていた

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