ひとり

パンダ

母が逝き 弟が逝き われひとり 妻子のLINEに こころ暖まる春

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北純一郎

きみとシャンパンを乾杯したこの店で手酌でひとり飲み

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恋子

薄茶立てひとり優雅の花見して恋茶に遠き桜餅食む

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パパ猫

雨の中ひとりぼっちで居る桜 知ってるのかな仲間がいるって

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恋子

背伸びして恋という字と君の名をいく度も記したひとり上手

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パパ猫

雑踏の上野の桜みる夢は深山でひとり咲いてみたいと

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ふくふく

どんぐりの 主(ぬし)探すごと ころころと ひとり見つめる 孫帰りし朝

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だいだい

たっぷりと残った汁に浮いているメンマのようにとてもひとりだ

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花農家

咳をして 腰に響いて目が覚めて 午前一時の ひとり寝寂し

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茜色の空

ひとりでも 軸のブレない毎日を 送れ自分 と思ってみるが

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