光る君

隣猫 おねだり上手で媚びるやつ 帰したくないその愛らしさ

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パパ猫

葉の上のちりばめられた水滴の隙間をぬって小蟻が歩く

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空雲

一人泣く上に雨雲やってきて共に泣くやと慰めの空

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花農家

雨上がり 水溜まりそっと覗きこむ こちらを見ている 私が映った

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花農家

月もなく どんよりとした空見上げ 何か足りない ような気がして

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胎児

雨上がり自分の背中を独り見る政府は配るが一体何を

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光る君

湯上りの梅雨の合間に出る月とチーズを肴に妻とワインを

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うしめ

藪を出で周囲見回し一声を張り上げてのち藪に入る雉

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恋子

ときめきはひと夜の恋の同窓会思い出燃やし上手に消して

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茶々丸

この世をば我が世と思う主婦貴族夫の稼ぎ上手くころがす

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