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おやすみのあいさつすれば電話はこない ラインのスタンプこんばんは
にんげんのみんなの渇きを集めて あの日の波を止められたらなあ
首都高の渋滞、パン屋の行列もあなたへの野辺送りならなあ
昼の空 出でこぬ月を見上げれば あなたに似てて 少し意地悪
銀色の 金属線を 震わせて オシャレ映画の 真似をしてみる
手に乗ったこの古本を閉じ切って空を見上げて春を吸い込む
海原よ いで来るたまのえなの寝屋 広がる青よ連れ帰まほし
信号の点滅を見て駆け出した母子(ははこ)どちらも満面の笑み
いいところダムに映りし桜木々 行ってみればと促されるも
水の泡 なくなることを知らねども 広がりわたる春の夢かも
せわしなく 去る三月末 カレーを丸飲み 遠くへ攫って あぁ四月バカ
暗い部屋ペンをとって紙を見て青々とした景色を思う
軽やかに片手に入る靴小さき 孫のこの足さらに小さき
ぶら下がる毛虫恐ろし八重桜 花の記憶は無くて幼くて
筆をとり庭の景色を描く間に知らずに消える木々の朝露
手の中で まるく小さく 震えおる キジの子猫に 「まる」と名付けむ
朝起きて生きるためとは思うけど体動かず口だけ開く
キラキラと光り輝く言葉たち うたたねの夜に一人酔いしれ
新聞を広げて世界の記事読めば上をてててとインコが歩く
たまたまの金柑食めばうまうまの 切り干しうれし春陽のめぐみ
今はとて見ることもなし桜花枯れ木の前に広ぐ白波
桜舞う夜の小道にたたずむと新年度のにおいが漂う
町並みの間に覗く桜色 息に曇った車窓は白く
焦げついた魚の匂いする居間のテレビは映す戦場の町
風吹けば 桜ひとひら 宙に浮き ゆくえも知らず 春を踊れる
不可逆の岐路目の前に背を正す 馴れた靴紐結び直して
吾が猫は 名を「まる」といふ キジネコぞ 額に「M」の イニシャル持てり
此処もまた 上れぬように なるやもと 踏み台置きし 共寝の道に
今日ついに カウンターには 上れぬと 我を呼ぶ声 哀しや老猫
敬虔の元に生まれし我が家の 仏花は春を告げ祖母に似る
月島の屋根の高みを競うとも輝き渡る富士の白峰
まだ慣れぬ万年筆で書いた字は月夜と同じ暗い藍色
泥の様に重い哀しみ風の様に吹き抜けて受け取れたら
コンビニも 一足先に 春越へし 店先には 冷し麺の幟(のぼり)
貝拾い濡れる中身を眺むればただ夕暮れの風ぞ残れる
真夜中に眠れず巡る走馬灯 終わりの時の近づく兆しか?
晴朗(せいろう)や 陸橋を渡らば 遠き街並みに 聳(そび)えるスカイツリー
サングラスそろそろ用意しなきゃだね新入社員が眩しいからさ
待ちわびてようやく咲きし枝垂れ桜 門出の女孫まなざし澄めり
花見すも懐寒く花冷えにコンビニおでんと温カップ酒
花時やSNSも花盛り我もLINEで桜を送る
スワンボート不忍池に浮かんでる桜に惹かれペダル踏む春
天の川 へだつものとは 知らねども 我が夜とぞ思う 彼の寝床は
月光の 青がからまる 胸もとに 解けずにじむ 古い記憶よ
憎しみも 妬み嫉みも 泥となり 心の底に 深く沈みぬ
戸隠の森に囀る小鳥たち恐竜の子孫か吠えてみよかし
春宵に配給の暮らし語り継ぐあの日も見たか桜散り初め
そんな事気にして生きてるわけじゃない内申点が悪くなるとか
暗渠増え 車行き交う この街に 何処を流るか 春の小川よ
桜咲く前後に父と母は逝き 今年も桜は変わらず咲きたる
おやすみのあいさつすれば電話はこない
ラインのスタンプこんばんは
にんげんのみんなの渇きを集めて
あの日の波を止められたらなあ
首都高の渋滞、パン屋の行列もあなたへの野辺送りならなあ
昼の空 出でこぬ月を見上げれば
あなたに似てて 少し意地悪
銀色の 金属線を 震わせて
オシャレ映画の 真似をしてみる
手に乗ったこの古本を閉じ切って空を見上げて春を吸い込む
海原よ いで来るたまのえなの寝屋 広がる青よ連れ帰まほし
信号の点滅を見て駆け出した母子(ははこ)どちらも満面の笑み
いいところダムに映りし桜木々
行ってみればと促されるも
水の泡 なくなることを知らねども 広がりわたる春の夢かも
せわしなく 去る三月末 カレーを丸飲み
遠くへ攫って あぁ四月バカ
暗い部屋ペンをとって紙を見て青々とした景色を思う
軽やかに片手に入る靴小さき 孫のこの足さらに小さき
ぶら下がる毛虫恐ろし八重桜
花の記憶は無くて幼くて
筆をとり庭の景色を描く間に知らずに消える木々の朝露
手の中で まるく小さく 震えおる
キジの子猫に 「まる」と名付けむ
朝起きて生きるためとは思うけど体動かず口だけ開く
キラキラと光り輝く言葉たち
うたたねの夜に一人酔いしれ
新聞を広げて世界の記事読めば上をてててとインコが歩く
たまたまの金柑食めばうまうまの
切り干しうれし春陽のめぐみ
今はとて見ることもなし桜花枯れ木の前に広ぐ白波
桜舞う夜の小道にたたずむと新年度のにおいが漂う
町並みの間に覗く桜色 息に曇った車窓は白く
焦げついた魚の匂いする居間のテレビは映す戦場の町
風吹けば 桜ひとひら 宙に浮き
ゆくえも知らず 春を踊れる
不可逆の岐路目の前に背を正す
馴れた靴紐結び直して
吾が猫は 名を「まる」といふ キジネコぞ
額に「M」の イニシャル持てり
此処もまた 上れぬように なるやもと
踏み台置きし 共寝の道に
今日ついに カウンターには
上れぬと 我を呼ぶ声 哀しや老猫
敬虔の元に生まれし我が家の
仏花は春を告げ祖母に似る
月島の屋根の高みを競うとも輝き渡る富士の白峰
まだ慣れぬ万年筆で書いた字は月夜と同じ暗い藍色
泥の様に重い哀しみ風の様に吹き抜けて受け取れたら
コンビニも 一足先に 春越へし 店先には 冷し麺の幟(のぼり)
貝拾い濡れる中身を眺むればただ夕暮れの風ぞ残れる
真夜中に眠れず巡る走馬灯
終わりの時の近づく兆しか?
晴朗(せいろう)や 陸橋を渡らば 遠き街並みに 聳(そび)えるスカイツリー
サングラスそろそろ用意しなきゃだね新入社員が眩しいからさ
待ちわびてようやく咲きし枝垂れ桜
門出の女孫まなざし澄めり
花見すも懐寒く花冷えにコンビニおでんと温カップ酒
花時やSNSも花盛り我もLINEで桜を送る
スワンボート不忍池に浮かんでる桜に惹かれペダル踏む春
天の川 へだつものとは 知らねども 我が夜とぞ思う 彼の寝床は
月光の 青がからまる 胸もとに 解けずにじむ 古い記憶よ
憎しみも 妬み嫉みも 泥となり 心の底に 深く沈みぬ
戸隠の森に囀る小鳥たち恐竜の子孫か吠えてみよかし
春宵に配給の暮らし語り継ぐあの日も見たか桜散り初め
そんな事気にして生きてるわけじゃない内申点が悪くなるとか
暗渠増え 車行き交う この街に
何処を流るか 春の小川よ
桜咲く前後に父と母は逝き
今年も桜は変わらず咲きたる