山科京太郎

トラックが軽トラ積んで走りゆく母子のおんぶ見るような

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澄水

月子さん想えば心丸い月ほっこりとする穏やかになる

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めるへん

グイグイと伸びて伸びてく竹の子は早く大人に成りたいらしい

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めるへん

竹の子よ急ぎ伸びるの何でかな捕まえたいかあの空の雲

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澄水

月面へアポロ11半世紀心に宿る月子さんかな(月の精)

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パパ猫

パパはもうなんでそんなにうるさいの?我が子も歌人七五調

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パパ猫

公園は思い思いの園児たちひとりで遊ぶあの子は僕だ

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ろくろう

窓あけて雨戸くくれば待ちきれぬ軒の子犬が飛びついて来る

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みゆきち

あるじ逝き忘れ去られた柚子の実が落ちて踏まれてそこだけ香る

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澄水

君の名は春の夜の夢朧げに月の精なら月子ならんと

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