秋吉諄

終わらない歌を唄おう 長い夜の底を撫でればそこから朝焼け

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味噌

明朝はフレンチトーストだとしてもエグレタ左手味噌汁作る

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梅鶏

「干している服を着るの」と子は朝に風船を割る私のなかの

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青い

まだ誰も 起きない朝に 匂い立つ 雪に紛れて 山茶花が呼ぶ

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とみた律

コーヒーはこぼした方が目が覚める遅刻できない朝の食卓

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吉村おもち

店長のピアスに朝が宿りだす開店前のスターバックス

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ヒプノ寿司マイク

109はそうね確かに稼働する煙突 渋谷は朝から曇り

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美富うをみ

前ぶれもなくやってくるその朝はいつもの朝でありますように

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塩本抄

どっちでもいいけどかるいさわと読むとき立ちのぼる朝霧の濃さ

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塩本抄

この星で美しさとはなんだろう 記憶の端に朝露ひかる

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