


漆黒に火力発電所の炎火 帰路につくただ想いは続く

平凡な色の夕焼け 燃えなくていいのかそんな日もあるのかな

軽快なピアノに乗ってステッピンアウト光りの方へ夜へと(ジョージャクソン ステッピンアウトに)

目が潤む自分で自分を褒めたんだ これは息だよ泣いてないから

泣き止めば どこまで歩こ あてもなく もう大丈夫 大丈夫だと

赤き血を 流す 吾が子は 赤き血を 流させる 吾子 やめよ いくさを 誰も望まぬ 戦を 止めよ

目の前に 今 いる ひとも わたくしも 母の胎《はら》から うまれた いのち

唐突に 落ちるかりんの おと響き すずめとびたち のちに静寂
