


この詩で 君を酔わせて 惑わせて 君を狂わせ 殺してみたい 191

来てるよと 不意打LINEで 駆けていた 顔見たとたん また駆けていた

明宏のヨイトマケが聞こえ出す 負けそうなとき 今も必ず

急冷にそろそろせねば冬支度 キリギリスには無らないように

有露路より無露路に早く帰りたし この現世のしがらみ忘れ

新聞に 貴方の名前 無いことで 安堵していた 震災のあと 190

戦いに 敗れし者よ その手には 微かな光 希望の欠片 189

皆同じ お前だけでは ないんだよ 戻りたいけど 戻れない日々 188
