澄水 な
澄水
みゆきち 行き過ぎて戻りつ並ぶ行列の おじさんの手に 小さなブーケ
あたえ 五七五 皮肉と嫌味が湧きあがる 何者でもない我のマグマか
めるへん 竹の子よ急ぎ伸びるの何でかな捕まえたいかあの空の雲
海野しじみ 「従ってレンジ直後の食器でもこのように持てば熱くないアッツ」
いちじくの甘露煮 新しく箱ティッシュ出した私えらいって日記にかいていいかな
麻衣 花束を受け取ることのない生も祝福されろ春の陽気に
夏音 夢なんてそんなにいつもないけれど望遠鏡に「夢」と名付ける
鏡水たまり 動物が不思議な仕種をしてるときだいたいそれはいのちの営み
澄水 