七夕

旧暦の七夕の空見上げしも蒸し暑き夜に星も曇りて

七夕に会えぬ恋人と話す夜幾年老いても君思う日々

はくちょうが橋を渡してしまわなきゃいつまでもスターだったのになのに

山下萌々子

七夕や櫂の滴か涙雨嬉し涙も星のかがやき

さくら大根

七夕の櫂の滴か涙雨光の帯に淡く包まれ

さくら大根

浅知恵を振り回しても人間は所詮星屑　あした七夕

天の川　奏づ琴の音　しるしせむ　待つも久しき　まほろばの夢

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