袴田朱夏

力こぶばかりまぶしい先生が地下鉄のあっちからこっちまで

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昼下がり揺れるカーテン乱反射 あなたは光集めて眠る

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袴田朱夏

二歳児が「じぶんでやる」と下ろしゆくファスナーぶんの成長がある

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袴田朱夏

花 慈雨の手は昼下がり沐した詩 曇りが去る日、果ての氏名は

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テルメ

夕市で鯛の切り身半額を天下の分け目に手中に収め

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クルクルバニー

生きるため 金を貰いて 働いて 従業員と 見下されても

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クルクルバニー

天の窓 開いてみれば 燦燦と 聖霊下る 天国のよう

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クルクルバニー

屑のよう 人の屍 墓の下 人は塵にて 塵に戻りぬ

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ひの 朱寝

下を向いて歩いてます 透明な犬と散歩をしていますから

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夢月蛍

笑顔って優しいうそも吐くんだね哀しみ色のドームの真下

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