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夜
澄水
鈴虫が鳴き出した夜暑いけど秋は来にけり小さな秋が
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澄水
内藤 めあ
丁寧に着付けし浴衣夜されば 跡形もなく乱れて君と
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内藤 めあ
御影
体まで 燃えさかりだす熱き夜(よ)に冷たい蛇の肌など想う
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御影
中原鼠栞
ささいな石を庭に置く第一夜あの紅き星いのちか花火か
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中原鼠栞
パパ猫
胸にある籠から飛び立つ鳥がいる 眠れぬ夜に羽ばたく翼
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パパ猫
うえはらみき。
星と星 想いを巡る 旅をする 夜毎出発 寝る暇もなし
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うえはらみき。
四大文明
誰かある夜中に殿様小姓呼寝小便の片づけを命ず
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四大文明
恋子
素裸で熱き抱擁ザンブラこ夜光虫纏う幻想絵巻
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恋子
光る君
夏の夜の孫と金魚の一騎打ち見事にポイの枠だけ残る
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光る君
うしめ
夏の夜のしじまの空にふんわりと十日夜の月おぼろに浮かぶ
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うしめ
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