パパ猫

どうしても心が寂しい夜ならば幼き頃の思い出撫でて

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恋子

肩寄せる夜のとばりの十三夜恋は芽吹いて花は散りゆく

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あずき

青い月の光の夜桜他の誰にも見せないでその姿は僕のものただ一人僕だけのもの

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澄水

真夜中の君は月の子月子なる僕は蠍座アンタレスなり

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澄水

囁いて月が綺麗な澄んだ夜君が好きだよ君が好きだよ

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かたはれ

あの時の想いを受ける山手線 尽きぬ夢見に過ぎゆく上野

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パパ猫

遠い夏祭りの夜のアセチレン光の下に君を見つけた

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パパ猫

遠い夏祭りの夜のアセチレン光の下に君がいた

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パパ猫

月照らす心の海の凪の夜 君の元へと舟を漕ぎ出す

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水撫川 哲耶

屋根たたく、雨のしずくがにぎやかで、遠き思い出、蘇る夜

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