やまひろ

やっと4人で 出かけたけれど 黙ったまま 愛しい娘

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恋子

弁当をひとつ作って箸二膳はにかむ娘恋のプロローグ

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恋子

つかの間を演じてうれしあで姿棚の異界老いの藤娘

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茶々丸

美しき妻と娘に囲まれて昭和の心を伝えし陛下

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はじめ

メドゥサの頭の如き寝起きの娘(こ)「鏡よ鏡」で乙女に成りゆく

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みゆきち

丁寧に濡らさぬように種を蒔く 箱入りならぬ湯あがり娘

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めるへん

可愛くておしゃれな日記プレゼントはたして娘は使ったのかな

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めるへん

トーシューズ履きし娘の初舞台我が足先に力のこもる

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めるへん

変身の鏡使えど変わりなし娘はそれきり二度と使わず

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澄水

サカモトとモレレンバウム父娘なる「カーサ」ボサノヴァ追悼に聴く

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