恋子

水を打つ夏の暖簾に塩を盛る陰も少々小粋な女将

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恋子

朝湿る梅雨の残尿小ぬか雨風情に苦し蝉の小便

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パパ猫

結局に私の守りゆくものは心の奥の小さな真珠

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あさ

われ小三 防空頭巾を掠め行く低空飛行の B29をみたり

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パパ猫

短命を知る蝉の鳴く大音量 防犯ベルより小さな体で

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茶々丸

小野一族藤原氏より神秘的 道風(とうふう) 篁(たかむら) 小野小町

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茶々丸

遣隋使選ばれたのは小野妹子てっきり女性だと思ってた

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パパ猫

廃屋の小さな庭は夏草の満員電車空へと背伸び

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パパ猫

海猫のくちばしにいる小魚の いのち暴れる力の限り

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恋子

極小も透ければ下着渚にて透けぬは水着女の理屈

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