待

茶熊さえこ

あと何分 待てないふたのみぎカーブ 反抗するかカップヌードル

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茶熊さえこ
羹鱠

あけぼのに 覚めて微睡む 夢心地 春待つ花の 蕾のごとし

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羹鱠
花楓

卓上の近づく春を待ちぼうけ幼子の様にそっと手を振る

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花楓
千吉

震えても彩なす止めぬ冬の菊もう少し待て日輪が来る

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千吉
もえ

　「酔芙蓉　ひかり射して　色づきし　きみの言の葉　待ちてこぼれん」

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もえ
甘森太一

いつまでも〆で出されぬコーン茶を話繋いで待った午後九時

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甘森太一
羹鱠

雲隠れ　祈りて待つも　心憂し　無くて叶はじ　文の清月

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羹鱠
羹鱠

天の川　奏づ琴の音　しるしせむ　待つも久しき　まほろばの夢

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羹鱠
羹鱠

雪もふり いつる川面の 氷さへ ときと思はむ 待つ暇もなく

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羹鱠
花楓

食べ頃を待たずにどうか摘み取って弱い重ねず今を愛して

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花楓
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