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波
だいだい
好きな色に塗れないままだいまもまだ津波のあとの真っ黒な海
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だいだい
パパ猫
青空に黄金の波つぎつぎと寄せて染めゆく黄昏色に
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パパ猫
行雲流水 破調編
バルカローラ 波間に揺れて バルカローラ 父母、捨てて 旅立つ二人 68
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行雲流水 破調編
恋子
土用波夏の遊びの終焉に遅れた恋のほむらの虚し
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恋子
恋子
糸を垂れうつらうつらと浮世人浮寝鳥いて波紋ふれあい
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恋子
澄水
夏終わるざんぶうぴぱしゃぱ瀬戸の海砂の足跡波が消しゆく
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澄水
パパ猫
運河にも流れのありてさざ波のひとつひとつに夕陽は映えて
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パパ猫
さくら大根
稲穂波雀さざめきかくれんぼ豊かに実れ命一粒
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さくら大根
行雲流水 破調編
プラカード 反対、反対 叫ぶ声 通り過ぎてく 無情の波よ
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行雲流水 破調編
埋れ木甘し
さざ波の 海に溶けゆく 夕映えの 眩しさだけを 瞼に焼きつけ
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埋れ木甘し
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