麻衣 泣
麻衣
偽高校生 きみの背をさすりつづけるための手だ 泣いてもいいよ、けど泣かないで
秋鵠空(さとあき) 蓑虫舌もなく鳴くならず訪ひ人すらなく泣くな黙ししむのみ
秋鵠空(さとあき) 戻れ今朝いちに書く名のいく果ては 悔いの泣くかに 小さけれども
ふにふにヤンマー 魚は泣けないから震えるしかないってあんただから教えたのに
凪海 正しさを浴びた帰って泣いた私はどこで間違った?ぬるい、風の日
凪海 桃の底柔らかいとこ私だってわかってるから泣いて…だめだね
梅鶏 寝室兼台所兼書斎兼居間兼僕が泣いていた部屋
かめ 切りたいとあなたは何度も言うけれど眉毛見えたらあなた泣くでしょ
麻衣 