秋鵠空(さとあき) 葉
秋鵠空(さとあき)
秋鵠空(さとあき) 神楽坂宵の雨そこ葉もふるふ 裳は濃染めあの日よ傘落花
クルクルバニー 人間の 心の中を 写すには カメラは要らず 言葉があれば
秋鵠空(さとあき) 一日に髪ばさと振り解くごと欅若葉の緑騒ぎぬ
秋鵠空(さとあき) 漏る葉の間奏でる空は透き影が接吻パラソルで仲間の春も
子どもはみんな生きてる どれを着たら正解、ということはないけれど 評価を言葉にする私たち
袴田朱夏 花言葉「普通」の花はないけれどピアスホールがもう埋まります
秋鵠空(さとあき) 求めしを 幾歳を経し言の葉の 常しへを是と悔い惜しめとも
秋鵠空(さとあき) 樹と蔦の夕晴れ隠し 今暫し舞敷く枯葉冬の立つ時
袴田朱夏 