
言


心には時々倖田來未がいて「めっちゃ好きー」って言いそうになる

気の利いた言葉がとても義務的で飾りたててる空箱みたいに

主よ主よと 言葉で愛を 唱えても 愛がないから 行いあらず

親切は 隠れていれば よいものを 表に出れば 罵詈雑言を

愛せよと 言ったところで 愛されぬ 者の悲鳴は 尋常でなく

投票に 言ったけれども あのペンを 返したことが 悔やまれるほど

なにもかも ノーと言っちゃう 人間と 住めば都も 荒野の如し

『変わりたい』言う事だけを覚えても聞こえぬ足は同じ道を行く
