桑田諦命    路
            桑田諦命    
            桑田諦命    我が価値観 押し付けるべからず 他人には 他人の価値観 思考回路あり
            うたちゃん    道変えていつも通らぬ路地裏は 野良猫になり新しい風
            主婦    通学路今の時間はいつもなら犬の吠える家過ぎた頃かと
            私の楽園    線路見て 交わらない平行線 これが私達の未来なら この雨はあなたの涙であったらいいのに。
            阿蘇    路地裏で掴まれた胸痛みまだ八十路越えても消えぬと思わじ
            恋子    夕暮て家路を急ぐ人の群れ冷やかすようにカラス雄叫び
            澄水    梅雨時となればこんもり苔むしてブロック塀に通路の脇に
            澄水    捨て切った退路も断った放下したそれでも残る荷物の重さ
            恋子    