光る君

春田んぼ 畦に顔出す土筆んぼ 踏まぬようにと そっと跳び越え

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恋子

ママを真似お絵描きしたよと顔に紅我が嬰児の画才を見抜く

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北純一郎

恋歌を送りし君の顔忘れ虚ろなるかな同窓会

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顔見えぬ けれども心で繋がれる 短歌はじんわり温かい場所

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光る君

妻寝顔 近頃やけに 母親の 顔に似てきて プッと吹き出す

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澄水

桜咲く君と歩けば笑顔咲く繋いだ手もう離さぬように

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パパ猫

爛漫の春は素知らぬ顔をして季節のバトン背中に隠す

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澄水

月子さん今朝のあなたは細っそり儚く消えて笑顔残して

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さくらこ

みどり児は見つけた見つけた自分の手顔にかざして全身踊る

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未亡人

卒業写真 見慣れた顔が見つからず マスクを描いて 確かめてみる

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