うしめ

うしめ

神の国どこにも無くて落胆す宇宙旅行の周回軌道

0
うしめ
うしめ

浅知恵を振り回しても人間は所詮星屑　あした七夕

0
うしめ
うしめ

かじられて穴あきとなり紫蘇の葉は摘まれずにあり真昼に笑う

0
うしめ
うしめ

すっぱさも我が人生の一部なり梅雨晴れに捥ぐブラックベリー

0
うしめ
うしめ

夏色の葉っぱの裏にくっ付いて米粒ほどのマイマイが寝る

0
うしめ
うしめ

面倒は降り掛かるもの突然に知ってか知らずか蜩の鳴く

0
うしめ
うしめ

面倒は振り掛かるもの突然に知ってか知らずか蜩は鳴く

0
うしめ
うしめ

夕暮れにうだる暑さは和らぎて初鳴き聞こゆ「カナカナカナ」と

0
うしめ
うしめ

足のはえたおたまじゃくし尻尾のある牛蛙の子 水面の別れ

0
うしめ
うしめ

年金の額じゃ決まらぬ余生には角の一つも有ればいい

0
うしめ
次のページ