恋子

恋子

悟れとやひとりよがりの虚しさを筆を運べば字が化けて出る

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恋子
恋子

田に黄金河原にススキ打つ波のなんぞ知らせむやがてを知る

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恋子
恋子

秋の空私のァチキの心だと恋を漁ろう昨日は過去

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恋子
恋子

秋の空巻雲に乗って旅しよう浮浪雲の乗り換え切符持って

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恋子
恋子

秋の日に紅茶が似合う昼下がり艶めかしい唇と翳り

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恋子
恋子

芽生え時スカートめくって恋巡り老いに芽生えたケツのまくり時

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恋子
恋子

ちゃんとしてそんな言葉が背中から育てた母の希望の星に

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恋子
恋子

砂浜に老いた二人の月の影不倫なりゃこそ刹那の名画

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恋子
恋子

これが恋秋夜の十五月に吠え目覚めた性に我が身慄く

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恋子
恋子

きみ忍ぶ机の上の恋三昧うれしもどかし秋の病

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