恋子

恋子

指先に魚信求めて糸を垂れ暫しの禅の行にまどろむ

0
恋子

話し合えお花畑の議員さん白旗だけで交通整理

2
恋子

母ちゃんは料理が上手父ちゃんは日ごと捌かれていつも俎上に

0
恋子

母ちゃんが夜鍋でこっそり肉を食う朝のご飯は具無し雑炊

0
恋子

ふるさとと勝手な思いの恋しさもただの他所もん礫の視線

0
恋子

磯の春片貝耳にあててみる恋の足音懺悔の余韻

0
恋子

もっともっとともがいてせがむ夢一夜枕を抱けと恋の鎮魂歌

0
恋子

まん丸で真っ赤な朝日のまぶしさに二人の恋はおもちゃのようで

0
恋子

深読みは君への恋のジェラシーかなぜ何故なんで今日は黒かな

0
恋子

会釈する知ってか知らずか散歩道昨日見た人髪型が違う

0