恋子

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酒酌むに破れ茶碗は寒かろう恋でも一つ恵んでやろか

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恋子
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恋話に尾ひれをつけて泳ぎだすランチタイムのマウントタイム

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恋子
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可愛げを演じて恋は間延びして今度は武器を磨きにかかる

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花咲けど恋は蕾のややの春咲けば散るぞと囁く天使

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ふるさとをただ懐かしむエゴイスト恋を弔い愛を捨てたに

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恋子
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花見酒あては風情と粋がって行き交う恋に嫉妬舐めて酔い

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恋子
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茶の香立つ亀齢颪や恋路島苦海にありてミナマタと記す

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恋子
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穢れたと恋は嘆いてうつむいて雪解の紅の引けば鮮やか

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恋子

ときめきと憧れなぞを手土産にあなたのもとへ恋のなぞなぞ

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恋子
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ぎこちない春の浜辺のラブシーン恋の手錠にカモメがカット

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