恋子

恋子

あるひとは秋の詩を書くあのひとは秋の絵を描く秋の恋歌

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恋子
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凪を知り恋の不安もこれなのか燃える間合いに戸惑いを知る

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恋子
恋子

海風のピタリとやんで潮騒のこの恋責める胸騒ぎして

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恋子
恋子

秋ですね文字が恋しくなりました届かぬ手紙親展として

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恋子
恋子

秋桜があの日のように咲きました口づけに恋が泣きましたね

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恋子
恋子

ああいやだ別れたはずの着信音空耳なのにまだ追っかけてる

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恋子
恋子

さよならを言われたカフェに今日も来て同じ席だよまたレモンティー

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恋子
恋子

蹴とばして恋の亡き骸流す海火傷の跡が日焼けに変わる

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恋子
恋子

秋雨のわがままきまま小ぬか雨その気にさせて恋は恥じらい

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恋子
恋子

恋さみしひとり芝居秋に哭くどれも自分かどれが自分か

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