恋子

恋子

野分かな夏の仕舞を乱暴に里の野山に秋を起こして

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恋子

今日はホラお腹が痛いと母の霊もうしばらくは送り火焚くな

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恋子

今日の日は菊一輪を卓の花軍歌を聴いて昭和の酒を

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恋子

夏の恋病葉のごとハラハラといく夜の夢の枯れてはくれず

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恋子

手のひらに隠れてしまう薄布の白の魅惑の君は手品師

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恋子

この白を持って帰るとからかって笑って魅せた恋の相場師

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恋子

あなたには白がそんなに映ったのとずらして魅せて恋の悪ノリ

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恋子

逢ったひと今日は白を穿き妙にまばゆく恋リサイクル

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恋子

逢ったひと今日は白を穿き妙にまばゆく恋サイクル

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恋子

知らん間に戦争始まり終わったと今日は庶民に黙祷迫る

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