恋子

恋子

恋すればダメと純情予防線十五の夏の百恵のセリフ

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恋子

夏の海やんちゃな恋のたむろする零れる砂の感慨もなく

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恋子

酷暑にも静かな朝あり日の出前このひと時にひとりを患う

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恋子

西日射し斜光の影の細長くその先闇と憂き世の理屈

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恋子

恋なんて時の移ろう砂時計見せかけだけをひっくり返して

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恋子

恋なんぞ芽生えて消えてうたかたの色香楽しい老いの生きざま

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恋子

封を切りお湯を注いで味噌汁と冷や飯レンジで魔法をかけ

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恋子

静脈に針刺す君の眼差しの安堵したのか筒に血の海

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恋子

本能か鳴く哭く蝉は宿命か己が抜け殻弔うように

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恋子

ハマナスを知ってますかと合コンでおタンコナスは煮びたしがいい

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