満月しじま 満月しじま
満月しじま
満月しじま そんな顔するなと君が笑ってる 「嬉しくて泣くならいいでしょう?」
満月しじま 肩の触れあう距離にいる君と吾のあわいに壁はなにもないはず
満月しじま わたくしの秘密の園へたどり着くあなたは紅き花散らしつつ
満月しじま 薄紅を深き緑に変えてまでおまえは奴を待つと言うのか
満月しじま 君も見ているかもしれぬ夕焼けの色その色に溺れていたい
満月しじま 関係が少しも更新されぬから甘い過去に溺れてしまう
満月しじま 貧相な見てくれだった木蓮は今純白のドレスを纏う
満月しじま ひともとの桜の花弁より多き想いをわたし抱えています
満月しじま 