うしめ

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大谷の12号さえ吹き飛んだ猟銃射殺のニュース速報

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うしめ

ドクダミの下に真っ赤な蛇苺なにか起きそう手を引っ込める

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里山は緑濃くしてそこにある快晴の朝仮病の電話す

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うしめ

燕の子ピイピイと声上げており我が家に命五つ増えたり

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抜かれても刈られても生う分からず屋 草には草の生き方がある

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神経にまとわりついた面倒は不動の滝の苔に吸わせる

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もしかして彼の人かなと思えども声かけられず日照雨に濡れる

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うしめ

朝に見た夢と昨夜の酒さめて電車まつ人の一人となりぬ

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夢のゆめ語り尽くせぬ夜は更けて空のグラスと酒飲みの歌

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情熱が冷めて久しい燃えカスの酒の心の隅に残り火

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