うしめ

うしめ

草抜きは心の安定保つため無心がかぶる麦藁帽子

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うしめ

花火終えどよめきの後ざわめいて煙り漂う星空がある

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うしめ

7月は今日で終わりだ球児らは「あつかったな」と過去形で言う

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うしめ

水飲みに立ち寄り蜂は生け捕られ踏まれて終えたその蜂は僕

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うしめ

この暑さ言い訳にして軽トラに乗せた神輿に蝉来て鳴いた

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うしめ

夏の夜のしじまの空にふんわりと十日夜の月おぼろに浮かぶ

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うしめ

追われ来て開けた扉は闇の国うめき声して夏の夜は明く

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うしめ

一面に群生するは蕨なり夏のゲレンデはやぶさコース

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うしめ

もぎたての玉蜀黍と届けたり暑中見舞いの言葉を添えて

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うしめ

孫にさえ聞かせはしない大切な大切な人の思いだから

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