うしめ

うしめ

神の国どこにも無くて落胆す宇宙旅行の周回軌道

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うしめ

浅知恵を振り回しても人間は所詮星屑 あした七夕

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うしめ

かじられて穴あきとなり紫蘇の葉は摘まれずにあり真昼に笑う

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うしめ

すっぱさも我が人生の一部なり梅雨晴れに捥ぐブラックベリー

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うしめ

夏色の葉っぱの裏にくっ付いて米粒ほどのマイマイが寝る

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うしめ

面倒は降り掛かるもの突然に知ってか知らずか蜩の鳴く

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うしめ

面倒は振り掛かるもの突然に知ってか知らずか蜩は鳴く

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うしめ

夕暮れにうだる暑さは和らぎて初鳴き聞こゆ「カナカナカナ」と

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うしめ

足のはえたおたまじゃくし尻尾のある牛蛙の子 水面の別れ

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うしめ

年金の額じゃ決まらぬ余生には角の一つも有ればいい

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