ちゆ

ちゆ

ほっこりと半分こした焼き芋の君に食まれる方を見ている

0
ちゆ

言い返す代わりにじっと目を開きシンクに捨てる冷めた手料理

0
ちゆ

いつの日か焦がれ焦がれて焦げ付いて君の重荷になるんでしょうね

0
ちゆ

意味のない反復として告げられる愛の言葉もいじらしいのな

0
ちゆ

いつの日か夢じゃなくなるその日まで夢のまんまなのが苦しいね

0
ちゆ

手を伸べて触れたあなたの温もりが誰かを抱いているのだ今夜

0
ちゆ

咲いていくそばから摘んでしまいたい 君のすべてをここまでとして

0
ちゆ

お布団を透明マントにする魔法忘れておびえつつ夜を行く

0
ちゆ

ゴミくずがゴミ箱をゴミ箱にする 宝箱にもなりえたはずの

0
ちゆ

くれぐえも愛していると言うことの独りよがりを忘れないでね

0