めるへん めるへん
めるへん
めるへん ごちゃごちゃと纏まり付かぬ胸の内 ごみ箱だった十九の頃は
めるへん 「好きです」とたった一言言えなくて悶々過ごした青春の日々
めるへん 円の中回りて投げるハンマーは宇宙を目指し強く飛翔す
めるへん 土を蹴り高さに挑むハイジャンプ その時君はイルカとなりぬ
めるへん 安価なる食器と言えどデザインや型を作りし人達おりぬ
めるへん つばめ飛ぶ空を見上げてふと思う 我には見えぬ虫(えさ)のいること
めるへん 使わない物が並んだ食器棚 捨てれば良いに中々出来ぬ
めるへん 生きるとは?答えの出ない自問した。死なないことだと幼き頃は
めるへん 