めるへん

キッカーはゴールポールを斜に見て楕円のボールに一歩踏み出す

戦争や自然災害限りなく　どうも地球は人が邪魔らし

世の中を溺れぬように泳ぐ俺　穏便という浮き輪にすがり

張り紙の迷子の猫が電柱にじっと見つめる緑の瞳

見つけてと迷子の猫が電柱にじっと見つめる緑の瞳

美しき白き素肌よふくらみよ触れて眺める白磁の器

若き頃ケータイ、メールがあったなら人生何かと変わっていたか

「裏切らない、だから好きなの猫ちゃんは」やはり人間は裏切るんだね

夏の夜の空に翼を広げたる白鳥向かうはアンドロメダか

悪さして年に一度の出会いとは星の世界の掟厳しき

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