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少年は海の日の出を見たかった遥か遠すぎ夢で終わった
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軟らかいボールを素手で打っていた三角ベースの昭和の我は
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少年はバクバクさせて怪し本大人の顔で買っていたっけ
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ゲームセンターの少年二人はパンを食べウクライナのこと話しているか
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ほほえみて「この子がとても愛しい」と障害ある子をそっと抱きて
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夕もやの淡く立ち込むグラウンド明日の大谷トンボでならす
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俺たちは成ってないんかまだ人に成人の日に笑った十七
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滑り台を子どもは逆に上り行き近所のおばさんうるさいと言う
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ブランコの腐りて除く公園は広い空地となってがらんと
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木苺を摘みに林に分け入れば蜂に刺されてお岩の如く
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