めるへん

春光も届くことなき深き海棲みし生き物何事もなく

美しき青空映す水たまり童はいとも容易く壊す

スキップの小さな天使街を行くピンクのリュックは羽ばたくように

春風の空を泳ぐは海月かなふわふわ浮かぶレジの袋か

暗闇にキラキラ光る集団が　夕げ終えたる女ら闊歩

寝れぬ夜は時計の音がこだまして頭の中は大いに乱れ

熱い内早く食べなと勧めるは拷問ですよ　猫舌の我

腹立ちて小石を強く蹴りたれば足は腫れしが心は晴れず

山登り疲れ過ぎてる我なれど風やら木やら励まし呉れる

そよ風と我は友だち仲間なり肩組み合って空をスキップ

次のページ

1 … 36 37 38 39 40 41