めるへん

雲間から光の腕の五、六本山や林を抱いてやさし

海なのか山の上かな空なのか何処に在るの水の古里

空重き雨の夕べは鮮やかな色の傘さし街を歩こう

三日月の舟天の川に漕ぎ出して向かうは未知の君の住む星

宇宙人集い踊るは土星の環手と手をつなぎステップ軽く

公園の小さな小さな観覧車花に埋もれて大空のぞむ

豆汽車は桜の海を走り行く夢の国へと子どもら乗せて

宇宙人集いて走るマラソンは土星の環なりぞろぞろぞろと

オリオンで野球するぞと呼びかける銀河の人ら急いで集え

ゆったりと泳いでいるは池の鯉大川行っても溺れないかい

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