平見翠玉

新米の仄かな香り漂いて心が和む夕餉の時

新米を食べられる有り難きかな平和な世の中こそ幸せ

汗水流し育てたる大地の恵み今年米いただきましょう

一寸だけ戸を開けておくまだ君が顔を出し入ってくるようで

秋は夕暮れ夕日に染まる茜色の空は私の心の色

生きることに疲れたり辛いことがあるとしたら風に吹かれよう

民泊の懐かしの五右衛門風呂に亡き父を入れてあげたし

腐敗と発酵繰り返し私は進化し続ける

あの人より出会うのが遅くても私達は罪人に非ず

悲しい話しをするのは止めようそうだ夕焼けの話しをしよう

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