平見翠玉

落ち込んんで昔作りし我が歌に慰められ私がいる

僧の集団見送りスコールにシェダゴンパコダで雨宿りす

廃線の線路歩いて列車に煙は出ぬと言う伯母思う

未来も過去もすべては現在の出会いに通じている

失望の中髪と爪伸びていく私にもまだ希望あるか

翼を水平に泳がせて重い荷物を運ぶ鳥になりたい

大丈夫我気づかう同僚もう少し頑張ってみる

午前四時の迫る青さを身に受けて精一杯頑張ってみる

新聞読む母コ―ヒ―飲む私共に過ぎゆく時間共有する

食卓を囲んで友になり喜びを分かち合う世界を創る

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