平見翠玉

孫へ送る荷物にカップ麺2つ真心届け宅配

都会から田舎へ移住店主の作るラーメン都会の味

木枠からキャンバス外し描かれし絵の年月を思う

悲しみは窓から捨てよう明日はきっと笑顔になれる気がする

甘夏なら良かっただろうか一糸纏わぬ私を食べておくれ

バスターミナルの四階から見える新宿駅は川のように

この街の夜景は明日へまた一歩踏み出す力へ繋がっている

妹とお揃いの浴衣で行く夏祭り楽しい思い出

世界でひとつだけの色を探そう君だけの色心の色

もう二度と会えぬ人達思い伝えたく便りを風船に乗せて

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