恋子

恋子

すてきだと君を感じて恋夢夜逃げだす君の笑顔が悲し

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恋子

今の世の侘びは謝罪で寂は錆び風立つ秋の風情悲しむ

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恋子

そよぐ葉にここにも秋か風を読む目には未だも耳をそばだて

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恋子

秋を知る指折り数え七草の粥にはせずも心の糧に

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恋子

こんなにも夢は果てなく遠くまで三十一文字の言葉の旅路

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恋子

ちゃっかりと大きな秋のふところに小さくなった夏が逃げ込んだ

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恋子

おふくろと初めて呼べた思春期の背伸びの嬉し友との会話

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恋子

さりげなく秋めく香りシャネルなど遊んでみました恋のアンドゥトワ

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恋子

詩の栞開いてみればセピア色涙は染みに文字は道化師

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恋子

夜は秋虫は草葉に恋探しだるき風吹く膝抱くだるさ

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