恋子

恋子

ひまわりが今日また一輪咲きました前略夏と書きだしました

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恋子
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老いらくの恋と笑われ頷いてせめて最後の一途と三途

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恋子
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恋しくてひとり上手の世迷言夢でよかったと強がりみせて

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恋子
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元気かと老いのふたりが立ち話笑えば歯抜けの間抜け(顔に

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恋子
恋子

鶏が一羽居らんと子の叫び母は慌てず腹で鳴きよる

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恋子
恋子

一日の懺悔促す二合酒ブツブツ言えば酔いの助け舟

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恋子
恋子

女郎蜘蛛女の恋が通せんぼ今度はァチキがヌシが踏切

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恋子
恋子

蟲の来て二十五の夏熱い夜白を切る肌臆病になる

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恋子
恋子

誹る人やんわり横目に線を引き点を繋いだあなたの世界

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恋子
恋子

泣く空にわれもと思う寂しがるせめて雨音想いを乗せて

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恋子
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