広大な 宇宙のほんの 片隅の 真っ赤な星は かつての地球
題『広』 にて
地平線 眺める人と 紅い陽と 近くて遠い 届かぬ想い
題『地』 にて
見ないでよ こんな顔は見せたくない せめて最後は笑顔でいたい
題『顔』 にて
もう海を 見ることはない この場所で 風に泣く声 潮騒の音
題『もう』 にて
改札で待つ人に散る粉雪が震えてみえてカラダがココロが
題『雪』 にて
初雪に思わず筆を執りました可笑しいですか可笑しいですね
題『雪』 にて
もし君が そう言いかけて飲み込んだ 言葉は今も心の奥に
題『もし君が』 にて
秋の日の 風に誘われ遊歩道 花が一片(ひとひら)路傍に詩う
題『一』 にて
お互いに見ている景色が違うこと教えてくれた揺蕩う(たゆたう)視線
題『互』 にて
空と海 地球を覆う蒼(あお)と碧(あお) 時に優しく時に悲しく
題『色を読み込んで』 にて
コメントをもっと読み込む