虚勢張り外面だけは整えて 埋まらぬその差 我が身に刺さる
題『差』 にて
あの頃の思い出だけを抱え込み そのまま果ててしまいたかった
題『自由詠』 にて
白湯沸かし冷めるの待って置いてたら 温もり消えて水になってた
題『温』 にて
自販機の「温」の飲物 懐へ 束の間、汁粉はカイロ代わりに
題『温』 にて
数式の踊るSF読みながら 過去に得た知を武器とし誇る
題『知』 にて
愛しいと思う気持ちは消せないで 枯れた心に水やらぬまま
題『愛』 にて
服選ぶ我にかすかに嫌悪あり 色気出すのは消した恋情
題『自由詠』 にて
このままじゃいけないことだけ分かってて どこにもいけず密室こもる
題『どこ』 にて
うちの庭、いちご生るよと誇らしく 友だち呼んでつんだ赤い実
題『いちご』 にて
眠るまえ湧き出す不安止まらずに むせび泣き疲れ枕ぬらす朝
題『泣』 にて
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