いきなりの殺し文句を携えて 笑わぬ瞳が僕を消す夜
題『自由詠』 にて
片恋は無限軌道をめぐる星 最接近に息は震える
題『最』 にて
君じゃなきゃならない理由(わけ)を探してる「一緒にいたい」じゃ言い足らなくて
題『足』 にて
ぼくのこと生意気だぞと言うキミも子どもじゃないか ジャイアン、スネ夫
題『生』 にて
暗室は遺跡と化して朽ちていく Zの子孫の発掘を待つ
題『部屋(テーマ詠)』 にて
干されたる赤子の服に想はるる あの日の暮らし、昔の部屋に
題『部屋(テーマ詠)』 にて
サヨナラは明朝体でそっけなく 手書きはいいや、捨てられないから
題『朝』 にて
テーブルの向こうで君が黙り込む 言わなくていい 顔に書いてある
題『書』 にて
「空白の一日」かざすしたり顔 子供は見てた 嫌いになった
題『きっかけ(テーマ詠)』 にて
歩行者に道譲りたり 一輪の彼岸花手にゆっくりと、過ぐ
題『一』 にて
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