歳月が刻む手のシワ顔のシミ醜いけれどいとおしい		
	
	
		
			題『歳』 にて		
	
		
		
			キッチンの使い古したフライパン我が家の歳月刻む傷痕		
	
	
		
			題『歳』 にて		
	
		
		
			砂時計砂と流れる歳月の幸と不幸がサラサラ落ちる		
	
	
		
			題『歳』 にて		
	
		
		
			最近は破調続きの毎日で君との暮らしも我が心臓も		
	
	
		
			題『調』 にて		
	
		
		
			ハミングの調べもなんだか心地よいご機嫌な君今日は外食		
	
	
		
			題『調』 にて		
	
		
		
			一つずつ夢を諦め消してゆく家族という名の夢のためなら		
	
	
		
			題『夢』 にて		
	
		
		
			真剣に夢を追ってた二年間司法試験は遠くなりけり		
	
	
		
			題『夢』 にて		
	
		
		
			いつまでも夢を追うなら別れると真剣な目が俺を まどわす		
	
	
		
			題『夢』 にて		
	
		
		
			天道の動きにならう日時計の影のごとくに我もうつろう		
	
	
		
			題『天』 にて		
	
		
		
			手をかざし地にツバキして天を見ず瞳の奥の 憎悪を燃やす		
	
	
		
			題『天』 にて		
	
					
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